ハロー!妄ニング。


なんとか生きながらえてます
by Borusichi
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基本的に本人の意識とは無関係に記述されるいわば自動書記です。

実在する個人・団体に関連する内容が書かれていても真に受けないことをお勧めします。
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カテゴリ:怪談( 5 )


空席

そこそこ混んでいる電車の中でポツンと一箇所だけ空席ができているの見ることがある。

立っている人も何人かいるのに、何故かそこには誰も座ろうとしない。自分も気にはなっているがどうにも近寄りがたい空気を感じる。

それはなぜか。

答えは実に簡単でそこにはすでに先客がいるからである。

普段は見えないかもしれないが、電車がトンネルなどに入って暗くなったとき、窓に写るその姿を目にすることができる、人もいるかもしれない。
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by Borusichi | 2005-10-04 00:50 | 怪談

季節なはなし

深夜のテレビもめぼしい物は終わってしまい、そろそろ寝ようかなんて歯磨きなどを始めたそんな時。

我が家にはカメラ付きのインターホンがあり、来客の姿が見られるようになっているのですがふと、なにげなくそのカメラのスイッチを入れてみたのです。

別に玄関先、ドアの向こうに気配を感じたとかそういうことは全然無く、ただなにげなく。

するとカメラの画像には一人の少女の姿が映っていました。
顔は俯き加減で表情はよく見えませんでしたが、まだあどけなさが見て取れる十二~三歳の子でした。

いくら少女とはいえこんな時間に・・・と思いさすがにドアを開けることは躊躇われました。
と、同時にあることを思い出したのです。
そこでインターホン越しに彼女にこう話しかけました。
「君の家族は引っ越してしまって、もうここには住んでいないよ」と。


以前この部屋に住んでいた家族がある事故で一人娘を失ってしまい、その部屋を移ったという噂を耳にしたことがあったのです。


彼女は私の話をすぐに理解してくれたようで、部屋の前から立ち去っていきました。
引越し先を知らないであろう彼女には悪いことをしたかなと思いながら、「ああ、そういえばお盆の季節なんだな」と感じたしだいなのです。
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by Borusichi | 2005-08-17 17:51 | 怪談

交差点の男

会社帰りのとある交差点でいつもすれ違う男に気が付いた。
年は見たところ40代前半、いつも同じグレーのスーツ姿。

気が付いた、というのはそこは割りと利用者の多い交差点でもあり、仕事で疲れて帰る道でわざわざ他人の顔など見ながら歩いたりはしないし、ほんの些細なきっかけがあってのことだ。
そのきっかけも、たまたまその交差点で二人きりになったという程度のことであり、彼が実際どのくらい前からその交差点を利用していたかはわからない。

では、なぜ気になったかというと、どの時間にその交差点に行ってもそこにいるからだった。いつも同じスーツ姿で。

定時で会社から帰ったときも、飲み会で帰りが遅くなったときも、休日の昼間に通りかかったときも・・・・・

いつ、何時でもその交差点に行くと向こう側から歩いてくる。いつも同じ格好で。雨の日でも傘を差さずに。



ある日、その交差点の脇に真新しい花束が供えられてから、その男の姿は見かけなくなった。
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by Borusichi | 2005-03-26 22:44 | 怪談

怪談・一杯のかけそば

それはある年の大晦日のお話でございます。

その蕎麦屋は主人とおかみの二人で細々とやっている小さな店ではございましたが、さすがに大晦日ということもありそこそこに忙しい一日でございました。

そんな一日も除夜の鐘が鳴り終わる頃には客の数も減り、そろそろ店仕舞を使用かと思い始めたそんな時一組の親子が店内に入ってまいりました。

「すみません、まだやっておりますでしょうか・・・?」
「はいはい、大丈夫ですよ」

母親と幼い兄弟の三人連れ、真冬の深夜というのにどうにも寒そうな身なりで、持っている服をあるだけ重ね着したような、なんともみすぼらしい様子になんとなく不審な感じを覚えながらもおかみは親子を席に案内しました。
やがて、
「すいません・・・かけそばを・・・一杯だけいただきたいのですが・・・・かまいませんでしょうか・・・」
と、母親が遠慮がちに注文をしてきました。

その様子を訝りながら注文通りもかけそばを一杯出しました。

「お母さん、おそば美味しいねぇ」
「そうかい、よかったねぇ」
「お母さんも食べなよ」
「お母さんはおなかいっぱいだからお前達がお食べ」

母親がいっぱいのそばを子供達に分け与えているのを見たおかみは事情を察し、胸が熱くなりました。こっそり様子を覗っていた主人も同じ思いでした。

やがてそばを食べ終えた親子が「勘定を・・・」と立ち上がりました。
おかみは「お代は結構ですよ」と親子に言いました。
「しかし、そういう訳には・・・」
「いいんです、これはお子さんへのお年玉ですよ。よいお年を」

母親は涙をこぼして「ありがとうございます」とつぶやき、親子は店を出て行きました。

そして
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by Borusichi | 2005-03-21 09:54 | 怪談

思い出話

学生時代の友人から久しぶりに連絡があった。
卒業以来もう十年近く疎遠になっていて、お互いどこで何をしているかもわからない関係になっていたが懐かしさと嬉しさですぐに話が弾んだ。
当然、近況をたずねたりするのだが向こうはその辺の話を微妙に避けて昔の話をしきりにしたがる様子だった。
こっちも「ああ、触れられたくないのかな・・・」と察してやり思い出話に付き合った。
電話の声が妙に遠くて変な感じがしたのを覚えている。


後日、別の同級生と会い、その時の話をした。

彼の顔がみるみる青ざめていくのがわかった。

友人は学校を卒業して3年くらいしてからとある病気で亡くなったという。ちょうど彼から連絡が来た、その時期のことらしい。
どうりで最近の話をしないわけだ、と納得した。
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by Borusichi | 2004-12-29 01:35 | 怪談